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Twitter: @taisho6339

2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧

Istioで割合でTraffic Managementするときにユーザごとにセッションを固定する

解決したい課題 Istioでweightによってサービスのバージョンを切り替えているとき、 リクエストの割合ベースで切り替えているだけなので、 同一ユーザでも異なるバージョンが表示されてしまう。 ユーザには少なくとも一定期間は同じバージョンを見せたいケー…

Istio + Argo Rolloutとカナリアリリース

本記事について Argo Rolloutを導入すると、様々なデプロイ戦略を実践することができる。 ただ少し実際の運用イメージが見えづらかったので整理してみる。 Argo Rolloutについての概要 Argo Rolloutとは通常のk8sのDeploymentに加え、カナリアリリースなどの…

【GCP Anthos】 Fail Overの挙動から最適なマルチクラスタ構成を考える

記事の目的 前回の記事でIngress For Anthosを用いてRegionにまたがったKubernetsのマルチクラスタを構築した。 今回は1段深く掘り下げて、クラスタ内に複数のフロントサービスを持つケースを考える。 このケースでAnthosで構築したマルチクラスタのFail Ov…

IstioのTraffic Managementの動作イメージを掴もう

本記事について Istioを使う上で、Traffic Managementを司るVirtual Service, DestinationRuleについて、 どう作用しているのかという点がわかりにくかったため、本記事にて整理し実際に動かしながら検証する。 前提として、サービスメッシュやEnvoyの基本的…

【GCP Anthos】Anthos Service Mesh + Ingress For Anthosを組み合わせたk8sのマルチクラスタを構築する

この記事について 前回の記事でIngress For Anthosを使ったマルチクラスタによるk8sの冗長化について触れた。 今回はManagedなIstioを提供するAnthos Service Meshも取り入れ、 サービスメッシュを導入したマルチクラスタを実際に構築してみる。 Anthos Serv…

【GCP Anthos】 Regionに跨って冗長化したKubernetsのマルチクラスタをロードバランシングする

Anthosとは? アプリケーションを、OSSをベースにモナタイゼーションするための統括的な機能を提供するプラットフォーム。 モナタイゼーションとは? マイクロサービス化 インフラとアプリケーションの疎結合化 サーバレス 自動化 なるべくManagedへ Anthos…

これだけは知っておこうTLS

記事について セキュリティのためにTLSを導入しようとはよく聞くが、 そもそもTLSは何を担保するものなのかを整理する。 前提として知っておくべきこと デジタル署名 署名者の秘密鍵で対象データ(のハッシュ値)を暗号化したものがデジタル署名 秘密鍵は署…