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【2019】フリーランスエンジニア活動 振り返り

趣旨

2020年が始まるので、 2019年にやったこと、アウトプット、反省点をまとめ、翌年の指針を整理したいと思う。

前提

フリーとして働く、インフラとバックエンドを専門とするソフトウェアエンジニア。 現在は法人成りしていて、請負でベンチャー企業で開発の仕事をする傍ら、自社製品の開発に勤しんでいる。

請負でやったこと

  • GAE + Go + CloudSQLを基本構成としたBtoCサービスの開発
  • Stackdriver Monitoringの技術検証
  • GAEで作られたパッケージシステムをスケール性を加味しGKEに移行
  • 企業が使用する管理システムにAuth0をつかった認証認可の仕組みを導入
  • Datadogの導入
    • 機能検証
    • AWS Elastic BeansTalk + Ansible
  • SLOの策定、SLOにあわせてパフォーマンス改善

自社サービスとしてやったこと

ブログアウトプット

振り返り

法人経営の大方針として、 ソフトウェアエンジニアとして安定したキャリアを築きつつ、余剰時間で他方面の収益源を作るべく活動している。 つまり経営の健全性としてはざっくりと

  • エンジニアとしてキャリアになる経験が積めているか
  • 単なる開発以外の事業の収益

を追っていこうと思っている。

エンジニアとしてキャリアを積めているか?

フリーランスが生き残るために必要な要素の一つはスペシャリティだと思っていて、 自分はバックエンド、インフラエンジニアとしての専門性を高めることに注力している。 そういった意味で、オンプレ畑で育った自分がGCPAWSもバランス良く設計から開発、運用まで携われたのはとても良かった。 さらに、今年は運用において重要な監視について検証導入運用まで関わることができ多くの知見を吸収することができた。 今後はよりアーキテクト力を高めるために、引き続き開発から運用までまるっと経験でき、裁量の多い現場を選択して修行していくつもりである。 (運用まで視野にいれるなら一つの現場で最低1年は働きたい)

また、最近のバックエンドの開発は要件に対して過剰にk8sやマイクロサービスを導入したりとオーバーエンジニアリングが目立つ気がしている。 そこを意識した上で地に足のついたアーキテクトを目指していきたい。

単なる開発以外の事業の収益

今年はリリースしたアプリ、「ルーチンタイマー」で少し収益が出始め、大きな一歩を踏み出せた年だった。 Twitterでバズリ、メディア掲載を受けたのが利き、狙ったとおりのユーザ層に訴求することができた。 徹底的なユーザ目線、とはいいつつも実際にそれを体現するのは難しい。 だがパートナーがこういった領域が大得意で、パートナーに基本的に従えば良いものができるということを実感できた。

また、そもそも自社サービスはまずリリースさせるまでが難しい。 そういった意味で今も運用し続けられているプロダクトを2本出せたのは大きい。 成功要因は、

  • 工数管理
  • パートナーへの定時進捗報告
  • なにかしらモチベーションをあげる技術要素を一つだけいれてみる

ということがわかったので、これから開発する新プロダクトもこれらを意識していきたい。

課題としては、良いものを作っても集客についての方法論が見いだせておらず、 バズって認知されればある程度ユーザがついてくれるのはわかったが、 そもそも流入をふやしたり、安定させるまでに至っていない。 2020年はまずリテンションを上げた上でさらに流入を増やす施策を打っていく予定である。 また、別収益源としてエンジニア養成スクール事業などにも手を出そうと考えている。

働き方の改善点

  • 5月〜7月の間、複数の仕事を抱えすぎて体調を崩し、8月、9月はまったく働けない状態、10月以降は請負の開発を週3に減らす自体になってしまっていた。 しかし自分のキャパを把握することができ、3つ以上仕事を抱えるとあふれることが分かったので、 2020年は週4請負開発 + 週3で自社事業に取り組む方針で活動するつもりである。

  • なるべく一つの現場で定着して成果を出していきたいので、合わないと感じた場合は損切りの意思決定を早く持たないと精神力、時間が削れられる。 良い現場で長く働くためにもムダを減らしていくように行動しようと思う。

2020年もがんばるぞーー