情報系の凡才日記

エンジニアりんぐの試行錯誤とか参加したイベントとかについて書いていこうとおもいます。

自滅でうつ病になった自分が人生を見直した話

前置き

以前こんな記事を書いた。 http://taisho6339.hatenablog.com/entry/2018/05/21/223441 あれからいろいろあり、病院にいった結果診断を受けてしまったのでいま5ヶ月ほど休職している。 概要を言うと自己肯定感の低さと周りからの期待に板挟みになった結果、心への負担が限界に達した。 特に周りに優秀な人たちがたくさんいて、しかもそれが否が応でも目に入ってくる環境は勉強になることがめちゃくちゃ多い反面、 心にとってはダメージのでかい諸刃の剣だったらしい。 尊敬できる人がいっぱいいる環境にうつれ、とはよく言うが一概に全肯定できないよね、というモデルケースになるのではないだろうか。

記事の概要

現在はなんとか回復して、どうにかこうにか自分の生き方も決められて一区切りついた感じなので、 ざっくばらんに何が問題だったのか、今後どうするのかを振り返ろうと思う。

なぜ限界が来てしまったのか

会社でそこそこ評価してもらっていたはずの自分がなぜうつ病になってしまったのか。 問題は二点ある。 それは、

  1. 自分の上位互換がいる環境で1メンバーとしてではなく一定以上のロールを担って働くということに対する心の耐性がない
  2. 他者から求められるロールと自分がやれることのスコープがズレていた

ということである。

心の耐性

ここにも書いたが、 http://taisho6339.hatenablog.com/entry/2018/05/21/223441 自己肯定感を自己だけで保つことができず、他者からの評価によってしか得ることができない性質がある以上、 他人の評価軸によって行動せざるを得ず、 組織の中で他者と比べられながら働くということはかなり心を削ってしまうことになる。 評価されているうちは良いが、思うような成果がでず、近くで別の人がどんどん成果をあげているのを見るのはとてもつらく、 自分はそこにいる価値がないと思うようになってしまった。 多かれ少なかれだれしもある話かとは思うが、過去のトラウマから自分はこれが病的なレベルだった。

適性のずれ

自分はCTOのようなロールを持ちたいと思い行動してきた。 しかしCTOのようなロールは組織づくり、チームビルディング、プロセス整備など「人と協働し、チームで最大のアウトプットを出す」という考え方が求められる。 他者からの評価ばかりを気にしてしまうというノイズが入ってしまう以上、 自分にはこういった考えを主軸において行動することができないのだということを悟った。 やりたくないことできないことは努力しようとしてもなかなかできず、成果もなかなか出ない。 そうなると評価されず自己肯定感が失われるという負の連鎖にはまってしまった。

休職してから今まで何をしていて今後何をするのか

おやすみ期間

動けるようになるまでは何もせず(できず)、とにかくゆっくり休んだ。

  • TwitterなどのSNSを完全にログアウトし一切見ないようにした
  • 一ヶ月ほどベランダの前で雲や空を眺めてぼーっとする生活を送る
  • NARUTOの全巻セットをAmazonで購入、読みふけるかベランダの前で雲や空を眺めてぼーっとする生活を送る
  • リハビリのためにクラウドソーシングサイトを利用して適当なWebサイト制作(Wordpressとか)を受託して仕事をするか、ベランダの前で雲や空を眺めてぼーっとする生活を送る。
    • 余談だが単価が本当に安く、またむちゃくちゃなことを言ってくるクライアントも多かった。
    • 例えば「3000円で1ページつくってね♡納期は明後日だよ♡」というようなことを真顔で言ってくる人がたくさんいた。

自分の今後の人生の検証期間

少し動けるようになってきたので今後の人生を考え始めた。 具体的にはフリーランスとして自分は活動できるのか、ということを検証してみた。

  • GCPについて学び始め、実際に案件を一つ受けてみたところGCPの魅力にハマった。
  • もっとがっつりGCPを使ってる現場で学んでみたくなり、ベンチャーから案件を受け、在宅でterraformでGCPの環境構築を自動化したり、CircleCIの導入を行ったりしてみた
  • GCPに強い企業で働きはじめ、Firestoreの技術検証や、GKEによるElasticsearchのクラスタ運用の検証をしたり、GAE/Goでサーバサイドの開発の仕事を週5在宅で始めた。

今後

検証の結果、在宅でフリーランスとして働くことは上記の問題による負担が大幅に軽減され、なんとか続けていけそうだということがわかった。 他者から評価されることには代わりはないのだが、 大好きで努力するのもまったく苦にならない純粋な開発という、限られたスコープで仕事ができるため、 成果がでない不安が以前よりずっと少ない。 また在宅なので、他者と比較してしまうことがかなり減った。 これらにより上記の問題点がかなり軽減されているので、一旦はこれでやれそうだと思う。 当面手取りの年収は少し下がってしまうが、幸せになるために生きているので、自分が幸せになれる選択肢をとっていこうと思った。

フリーランスとして

「アットホームエンジニア事務所」を開業した。 コンセプトは「自宅から対面以上にコミットする」、である。 常駐は自分にとって病気の再発のリスクがあるので、極力在宅で働きつつ活動していく予定である。 当面はよりサーバサイドの専門性を高めることに注力するため、GCPAWS、Goの案件を中心に受けていく。 また、プロジェクト型の作りきって終わりの案件と、運用してエンハンスしていく案件をバランスよく受けるつもりだ。 この辺の活動戦略については別途記事を書こうと思う。